UbuntuでのRaspberry Pi Imagerの使い方

Imager

約 8 分で読めます。

↓の記事で、Raspberry Pi用microSDへのOSインストールをddで行っています。

一方で、microSDへのOSインストール自体はGUIアプリのImagerでも行えます。
 以下Imager
Linuxに不慣れな方でも行えるよう、使い方をまとめておきます。

なお、Lubuntu 20.04が手元にあったのでそれで実施しました。
Windowsでの実行方法は↓で紹介しています。

Imagerのダウンロード、インストール

aptではインストールできませんでした。
しかし、snapではインストールできるようなメッセージが出ましたので入れてみました。

yasu@yasu:~$ sudo apt install rpi-imager
 パッケージリストを読み込んでいます… 完了
 依存関係ツリーを作成しています 
 状態情報を読み取っています… 完了
 No apt package "rpi-imager", but there is a snap with that name.
 Try "snap install rpi-imager"
 E: パッケージ rpi-imager が見つかりません
 yasu@yasu:~$ sudo snap install rpi-imager
 2021-01-17T10:24:56+09:00 INFO Waiting for automatic snapd restart…
 rpi-imager v1.5 from Alan Pope (popey) installed
 yasu@yasu-svf14217cgw:~$

公式サイトでは↓のようにaptでもインストールできるような見出しがありますが、これはRaspberry Pi OSでのみ使える方法なので、ご注意を。

公式サイトにはUbuntu用のdebファイルもあります。
これをダウンロードしてdpkgコマンドで入れてもいいでしょう。

↓のDownload for Ubuntu for x86ボタンでダウンロードできます。

あとは、いつもどおりdpkgコマンドで入れればOKです。

yasu@yasu:~/ダウンロード$ sudo dpkg -i imager_1.5_amd64.deb
 以前に未選択のパッケージ rpi-imager を選択しています。
 (データベースを読み込んでいます … 現在 315599 個のファイルとディレクトリがインストールされています。)
 imager_1.5_amd64.deb を展開する準備をしています …
 rpi-imager (1.5) を展開しています…
 rpi-imager (1.5) を設定しています …
 desktop-file-utils (0.24-1ubuntu3) のトリガを処理しています …
 mime-support (3.64ubuntu1) のトリガを処理しています …
 hicolor-icon-theme (0.17-2) のトリガを処理しています …

OSイメージの書き込み

Imagerアプリの見た目はほぼWindows版と同じですが、一応載せておきます。

まず起動後。

CHOOSE OSを選ぶと、どのOSを入れるか聞かれます。
通常は一番上のRaspberry Pi OS (32bit)を選んでおけばいいでしょう。

お次はmicroSDの指定をします。
Linux版ではUSBリーダーライターに装着したmicroSDも認識しました。
Windows版では認識しなかったので、Linuxではチェックが厳しくないんでしょうね。
 もしくはUSBのMass-StorageクラスもOKにしているか。

WRITEをクリックして書き込み開始です。

Linux系OSなので、ここで認証を要求されます。
 Windowsでは起動時にUACによる認証画面が出る。
パスワードを入れると進みます。

おっ、、、Windowsではエラーで書き込みできませんでしたが、こちらは進んでいますね!

無事書けました!

エラーが発生したときは、この記事に対処法が記載してありますので、参考にしてください。
 OSイメージのダウンロードを手で実行する
 ImagerでOS選ぶときにダウンロードしたimgファイルを指定

SSH、Wi-Fiの設定

こちらもやっておきましょう。

SSH有効化はsshという名前の空ファイルをbootパーティションに作ればOKです。

Wi-Fi設定はwpa_supplicant.confというファイルを以下内容で作成しましょう。
 myssid, mypasswordの部分はご自身の環境に合わせてください。

country=JP
ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1
network={
    ssid="myssid"
    psk="mypassword"
}



うまくいくと以下のようになると思います!
 bootパーティションにssh/wpa_supplicant.confファイルがある。
Lubuntuでは、bootパーティションへの書き込みが一般ユーザーでもできたので、簡単でした。

もしUbuntuで上記bootパーティションにファイル作成できないときは、以下コマンドを実行してスーパーユーザーでファイラーを起動するといいでしょう。
 スーパーユーザーなので、不用意に他のファイルを触らないように注意!
 最悪の場合、OSが起動しなくなります。
 作業が終わったらすぐウィンドウを閉じましょう。

sudo nautilus &

終わりに

いかがでしたか。

Ubuntuを筆頭にWindowsみたいな使い勝手のLinuxも増えてきています。
コマンドに慣れない方にはGUIアプリが便利ですね!

この記事を書いた人

組込ソフト歴15年の外資系エンジニア。
前職で組込Linuxを使った商品設計/品質確保の業務に従事。
Raspberry Piが好き。
株式投資で年50万円を稼ぐ。
妻は香港人(国際結婚)。

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