【日本のAmazon Go?】マルエツでScan&Goを試してみた!

雑記

約 8 分で読めます。



家の近所にあるマルエツで
 Scan&Go
というシステムを使ってきました!

以前話題になったAmazon Goのコンセプトを日本のスーパー向けにアレンジしたようなもので、
簡単ではありますが、レポートします。

ご自宅の近くにマルエツ・カスミ・マックスバリューがある方は聞いたこともあるのでは?
「使ってみようかな?」
と思っている方は、読んでみると参考になるかも。

概要

Scan&Goとは、

レジを通さずにキャッシュレスで買い物ができるシステム

です。
ユナイテッドスーパーマーケットホールディングスが進めています。

Scan&Go Ignicaのご紹介

レジを通さずに、と言うと、数年前に少し話題になったAmazon Goを思い出しますね。

ちなみに、ユナイテッドスーパーマーケットホールディングスはマルエツ・カスミ・マックスバリュー、これらスーパーの持株会社です。

U.S.M.Hとは | ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス株式会社
お客さまと地域そして時代と結び合う 新しい価値の提供、期待以上のお客さま満足を目指し、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスは地域に根ざした企業として、革新と挑戦を続けます。


少し脱線しますが、ユナイテッドスーパーマーケットホールディングスの株主優待は利回りが良いので、前記3スーパーでよく買い物をする方にはおすすめです。
 私も100株ほど持っていて、3000円分の優待券を使っています。

株主優待制度のご案内 | ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス株式会社
株主優待制度のご案内です。優待制度一部変更(拡充)のお知らせ 当社は、株主の皆さまのご支援に感謝するとともに、当社グループの事業内容の理解をより深めていただき、 継続的なご支援をいただくこと、当社株式への投資の魅力を高めることを目的に株主優...

実際に使ってみた

ではここから実際の使用レポです。

まず専用アプリを入れ、支払い用のクレジットカード情報を入れる必要があります。

‎Scan&Go Ignica
‎Scan&Go IgnicaとOnline Delivery Ignicaをひとつのサービスアプリに統合してリニューアルしました!いつでもどこでもご利用できるお買い物体験をお楽しみください。■ Scan&Goお店で欲しい商品をスマホでスキ...
Scan&Go Ignica - Google Play のアプリ
毎日の生活を支える 便利なサービス機能を選んで使う!アプリで楽しむスマートショッピング♪



アプリの使用感は他のアプリ(ウェルシアやイオンなど)と似ています。
このときは、マルエツ瀬谷店の近くにいたので、当店が最寄り店舗として表示されています。



お店に着いたらチェックインという作業をします。
 「このお店に入りましたよ」という合図をする
お店の入り口にこんな感じのQRコードがあるので、それをアプリでスキャンすると完了です。



実際の買い物をしてみます。
お菓子やペットボトルなど、バーコードのある商品はアプリでバーコードをスキャンします。

スキャンするときの画面はこんな感じ。
記事を書いていて気づきましたが、
「連続スキャン」を有効にすれば、この画面のまま維持できて便利そうです。


野菜や魚などバーコードのない商品は、
↓のような感じで近くにScan&Go用のバーコードがあるので、それをアプリでスキャンします。



ショッピングカートも専用のスマホ置き場があります。
ゴム生地があるので、カートを移動させる程度の振動ではスマホが動かないようになっています。
先ほどの連続スキャンを有効にしてここにスマホを置けば、スムーズに買い物できそうです。



スキャンするとこんな風に商品が表示されます。
商品の行を左右どちらかにスワイプすると、返品できます。



スキャンした時点で合計金額が表示されるのは地味ながらもいいなと思いました。
レジに行った時点で合計金額が思ったより高かったとしても、

ここで返品は失礼かな…

返品処理にも時間かかるし…

後ろに人も並んでいるし…

もういいや、このまま買ってしまおう。

などと、そのまま買ってしまいがちですよね。



買い物かごに入れる時点で合計金額がわかれば、予算に対してあとどのくらい買えるか、を考えながら買い物を進められるので、買い過ぎを防ぐことができます。

あらかた買い物かごに入れたら、チェックアウトし、支払いをします。

マルエツでは専用のチェックアウトコーナーがありました。



チェックアウトコーナーはこんな風になっています。
この後の流れとしては、
 アプリでお会計を選ぶ
  → 二次元コードが表示される
 ↓の画像、左真ん中辺りにあるスキャナーで2次元コードをスキャン
でお会計が終了します。


お酒など年齢確認が必要な商品が含まれている場合は、
 係が参りますので、お待ち下さい
といったアナウンスがあり、店員さんが確認しに来ます。
店員さんが確認したら、通常の場合と同様に進めることができます。

買い物が終わると、メールが来ます。
個人的にはメールが来ることで不正利用を検出することができるので、好印象です。



お買い物の履歴はもちろんアプリで確認することができます。

感想

この記事での買い物以外に1回、合計2回利用しました。

第一印象になってしまいますが、良い点と改善してほしい点を書いてみます。

良い点

レジ待ちが不要

これが最大のメリットだと思います。

特にお昼時や夕方は混雑して、レジ待ちだけで5分10分が当たり前に経過します。

更にレジに着いてから全商品を店員さんにスキャンしてもらって、お支払いをする。
商品数にもよりますが、ここでも数分経過してしまうこともあるでしょう。

待ち時間もそうなのですが、待つことによるストレスもゼロになります。

さらに、最初から買い物かごにマイバッグをセットしておけば、袋詰作業もゼロに!

買い過ぎを防げる

これは使ってみてわかったのですが、
買い物中に合計金額が自動的にわかるのは地味にいいなと思いました。

私は一定金額に収める(もしくはクーポンなどをもらいたいために一定金額以上にする)ために、頭のなかで計算することがたまにあるのですが、それをやってくれるのは便利です。

ついついあれもこれもと買いすぎてしまう方にはとてもいい機能だと思います。

改善してほしい点

スマホを出しておく必要がある

私はさほど気にしないですが、買い物中にスマホを別の用事で使いたい方は気になるかも。

かごに商品入れるたびにスキャンしないといけない

これが意外と気になりました。

どのスーパーでもそうですが、野菜やお肉、お魚といった生鮮食品コーナーは常に混雑しています。

お目当ての商品を取ってかごに入れる前にスキャンするとき、うまくスキャンできないなどで時間がかかってしまうと、人の流れが止まってしまう可能性を心配し、若干のストレスを感じました。

RFIDなどでやれれば解決するのでしょうけど、コスト観点から難しいんだろうなと思います。

レシートが出ない

レシートで家計管理をしているご家庭だと、これは受け入れにくいかも。

自分はMoneyForwardで管理しているので、あまり気になりません。

終わりに

いかがでしたか。

まだまだ不便なところや万引対策など懸念点はありそうに思いましたが、
個人的にはレジに並ぶこと自体の価値を感じにくいので、
これからもサービスを洗練させていってほしいと思います!

この記事を書いた人

組込ソフト歴15年の外資系エンジニア。
前職で組込Linuxを使った商品設計/品質確保の業務に従事。
Raspberry Piが好き。
株式投資で年50万円を稼ぐ。
妻は香港人(国際結婚)。

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