このツイートで書いたとおり、Webサービスの高速化はいろいろやりようがあるということで。
この記事では、mysqlの高速化をしてみました。
変更前と変更後とでベンチマークした結果も載せていますので、参考になるかと。
全体構成で言うと、ここです。
青枠で囲った部分。
mysql以外の改善についてはこちらにまとめてあります。
興味ある方はぜひ一読を。
mysql変更内容
mysqlの設定ファイルを新しく作って/etc/mysql/conf.d/に置くだけです。
メモリサイズはサーバーのスペックに応じて適宜増減。
内容は検索クエリをキャッシュしておくというものだと思います。
[mysqld] query_cache_size = 32M innodb_buffer_pool_size = 256M
書き換えした後にmysqlを再起動すればOKです。
変更前 vs 変更後
ベンチマークで性能を比較。
環境はRaspberry Pi 4で動作中のWordPressを使います。
↓の記事で紹介
計測は以下の仕様で行います。
n=5と少ないかもですが、中央値を使うのでそれなりに傾向はつかめるのではないかと。
・ChromeのDeveloper Toolsに付属しているLightHouseで計測する。 パフォーマンスのみにチェックを入れる。 ・Mobile/Desktopそれぞれ5回ずつ計測し、中央値を採用する。 ・Chromeのシークレットタブでページを開いてから計測する。
変更前
←Mobile Desktop→
変更後
←Mobile Desktop→
Mobileは4ポイント、Desktopは7ポイント上がりました!
終わりに
いかがでしたか。
WordPress自体には手を入れずに大きく改善できるのでおすすめですよ!
ほかの高速化手法はこちら。
Nginx
PHP
WordPress
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