Vesiri Raspberry Pi 4B Starter Kitセットアップした

Imager

約 11 分で読めます。



Amazonにこんな商品が出ていました。
Vesiri Raspberry Pi 4B Starter Kit

参照元:https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0C5MPFHQ2/



画像を見た感じ、ケースにmicroSDや電源、USBメモリ変換アダプターやヒートシンク、冷却ファンまで揃っていたので、これからラズパイを初めたい!という人にはちょうど良さそうです。

ちょうどOrange Pi 5 Plus導入とかでウィルススキャンサーバーがなかったので、これで作ってみることにしました。

購入

↑にあるAmazonリンクからたどって買いました。
 19980円
私が買ったときは5%OFFのクーポンがあったので、少しお得になりました。

到着、開封、組立

さすがAmazon。
注文して翌日には届きました。
 個人的にはこんなに早く届かなくてもいいように思う。



開けていきます。
簡素な梱包です。
まあ脆弱な部品が入っているわけでもないので、このくらいで十分です。



中に入っていたものを確認します。

同梱物は以下のとおりです。
とりあえずラズパイを省スペースPCとして使うなら、これで十分です。

・Raspberry Pi 4B 4GB
・ケース
・電源アダプター、USB-Cケーブル
・HDMIケーブル
・LANケーブル
・microSDカード32GB、SD変換アダプター
・40mm冷却ファン(ネジ、ナット付)
・ヒートシンク3個セット
・microSD→USB変換アダプター
・プラスドライバー

ただ、組立の説明書はある方がいいんじゃないかと思いました。
Starter Kitなんだし。

それと、↑の同梱物のなかで冷却ファンに付いているネジ/ナット、プラスドライバーは全く使う場所がありませんでした。
これも混乱を招く要因になるので、注意書きがあってもいいと思いました。



まずケースをバラします。



ラズパイを底面にはめて、



ケースの真ん中にあたる部品をはめます。



自分はここでヒートシンクを付けました。
両面テープで付けやすいです。
 ケースに入れた後で少し付けづらかったので、ケースに入れる前の方が簡単だった。



ケースの蓋に当たる部分にファンをはめ、GPIOピンに装着します。
風向きは↓の場合、ケース内からケース外に出ていきます。
 ケースのエアフロー的に吹付けだとあまり良くないかなと思ったので。
↓の状態で蓋をはめて、本体側はひとまず組立終わりです。

microSD準備、起動

オーソドックスにRaspberry Pi OSでいきます。

ここからOSイメージをダウンロード。

Just a moment...

自分はサーバー用途でGUIはいらないので、Liteで。



ダウンロードしたら、解凍して書き込みます。
このとき、USBアダプターが役立ちます。
 この川宇ってなんだろう…



書き込みはいつもどおりddで。

xz -d ./2023-05-03-raspios-bullseye-arm64-lite.img.xz

dd if=./2023-05-03-raspios-bullseye-arm64-lite.img | pv | sudo dd of=/dev/sdc bs=32M



もしGUIでやりたい場合はこちらの記事を参考に。

新規ユーザー作成、SSH有効化

最近はデフォルトユーザーpiがなく、自分でユーザー情報を入れる必要があるみたいです。
Raspberry Pi Imagerを使う場合は、途中で設定ウィザードが出てくるみたいですが、ddの場合は当然ウィザードが無いので、自分でbootfsに設定する必要があります。
 参考記事

一度USBメモリを抜き差しするとbootfsパーティションを認識します。
自分の場合はsdcでしたが、ご自身の環境に合わせて適宜確認してください。

mount
(略)
/dev/sdc2 on /run/media/yasu/rootfs type ext4 (rw,nosuid,nodev,relatime,errors=remount-ro,uhelper=udisks2)
/dev/sdc1 on /run/media/yasu/bootfs type vfat (rw,nosuid,nodev,relatime,uid=1000,gid=1000,fmask=0022,dmask=0022,codepage=437,iocharset=ascii,shortname=mixed,showexec,utf8,flush,errors=remount-ro,uhelper=udisks2)



ユーザー名/パスワード、ともにyasuで設定する場合はこんな感じです。

echo "yasu:$(echo 'yasu' | openssl passwd -6 -stdin)" | sudo tee /run/media/yasu/bootfs/userconf.txt                                               ✔ 
yasu:$6$miTH0LHWZPEJHwPr$LJ0wxDitoSmDhtAU2ZGCjllnQf2i.6SGnJ6SO8kbGzCKFzNS15k6DgHQWRsrWZ86Tm9wIP7GQ.XDXPpT9ELxS1



SSHも有効にしておきます。

sudo touch /run/media/yasu/bootfs/ssh



アンマウントして、USBメモリを抜きます。

sudo umount /dev/sdc*



microSDをラズパイに装着して、LANケーブルを接続して起動します。

初期設定はDHCPなので、ルーターのDHCPサーバー払い出し状況を見るか、↓のようなネットワーク機器スキャンアプリを使ってラズパイを見つけ出します。

Network Scanner - Apps on Google Play
Find all devices in local and external networks



自分の場合は192.168.1.33でした。
無事にSSHログインできました。

ssh yasu@192.168.1.33                                                                                                                            ✔ 
The authenticity of host '192.168.1.33 (192.168.1.33)' can't be established.
ED25519 key fingerprint is SHA256:LJF3FCPnXX46hlZr4iD25t++KptisMLhn44TG0qnlig.
This key is not known by any other names.
Are you sure you want to continue connecting (yes/no/[fingerprint])? yes
Warning: Permanently added '192.168.1.33' (ED25519) to the list of known hosts.
yasu@192.168.1.33's password: 
Linux raspberrypi 6.1.21-v8+ #1642 SMP PREEMPT Mon Apr  3 17:24:16 BST 2023 aarch64

The programs included with the Debian GNU/Linux system are free software;
the exact distribution terms for each program are described in the
individual files in /usr/share/doc/*/copyright.

Debian GNU/Linux comes with ABSOLUTELY NO WARRANTY, to the extent
permitted by applicable law.

Wi-Fi is currently blocked by rfkill.
Use raspi-config to set the country before use.



ここまで来れば、あとはご自身の好きなようにセットアップして遊べます。

Nextcloudサーバーとして使う場合はこちら。

WordPressサーバーとして使う場合はこちら。

終わりに

いかがでしたか。

必要なものはすべて揃っているので、何を買うのかわからないという方にはいいですよ!

この記事を書いた人

組込ソフト歴15年の外資系エンジニア。
前職で組込Linuxを使った商品設計/品質確保の業務に従事。
Raspberry Piが好き。
株式投資で年50万円を稼ぐ。
妻は香港人(国際結婚)。

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