Manjaro Linuxにfcitx5-mozc入れた件

fcitx

約 4 分で読めます。



自分用メモ。

先日、Manjaro Linux(GNOME)を入れ、そこにmozcを入れようとしたのですが、思いの外つまづいたので、手順を書いておきます。



まずManjaro Linuxをダウンロードして入れる。
これはいつもどおり。



起動後に以下の通りfcitx5関連のパッケージを入れます。
fcitx5-imを入れないとChromeやFirefoxといったアプリで日本語変換できませんでした。
 これに2日くらい費やした。

sudo pacman -Suy
sudo pacman -S fcitx5 fcitx5-configtool fcitx5-mozc fcitx5-im



次はfcitx5で選べる言語変換にmozcを追加。

fcitx5-configtool



表示されたUIでOnly Show Current Languageのチェックを外し、



mozcと検索すれば出てきますのでをクリックして左側に移します。



Global Optionsに移動し、言語変換エンジンの切り替えキーパターンを確認します。
自分はControl+Spaceを維持。
他にも2つ初期状態で変換キーパターンが登録されていましたが、使わないので、削除。



お次はおなじみの環境変数設定。
一部サイトではfcitx5としているところもありますが、自分の環境ではfcitxで大丈夫でした。
もしダメならfcitx5としてみてもいいかも。

sudo vi /etc/environment
(略)
export GTK_IM_MODULE=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIERS=@im=fcitx

あるいはこのようにユーザー毎の設定としてもOKでした。
個人的にはこちらのほうが好み。

mkdir -p ~/.config/environment.d/
vi ~/.config/environment.d/fcitx5.conf

GTK_IM_MODULE=fcitx
QT_IM_MODULE=fcitx
XMODIFIERS=@im=fcitx



自分はいままで~/.xprofileに環境変数設定を書いていたのですが、それだとダメで。

どうも最近のGNOMEなどデスクトップ環境は、X11以外にWaylandというシステムを使うものも増えていて、Manjaro Linux(GNOME)はまさにこのパターンでした。



ちなみに自分の環境がX11なのかWaylandなのか、はこの環境変数で確認できるとのこと。
 こちらの記事を参考にしました。感謝。

$ echo $XDG_SESSION_TYPE
wayland # x11なら"x11"と表示される



以上をやり、ログアウト/ログインすれば、日本語変換できるようになっていると思います。

終わりに

いかがでしたか。

fcitx5-imを入れることを解説している記事がほとんどなかったので、備忘録として!

この記事を書いた人

組込ソフト歴15年の外資系エンジニア。
前職で組込Linuxを使った商品設計/品質確保の業務に従事。
Raspberry Piが好き。
株式投資で年50万円を稼ぐ。
妻は香港人(国際結婚)。

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